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2012年08月
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恋
2012年02月03日
いっぱい泣いて それでもやっぱり もっと強く求めてしまう 恋に支配されて 恋の奴隷になっている姿は とても美しい
焼き尽くされて ひとりの女が死にかけている 彼女は、 恋を愛に代える術を持てない と、乾いた声で応える 身を削らなければ愛は生まれない 自分の欲望で自害してしまうのではなく 欲望という名の自分を、 自らの手で息の根を止める殺人者にならなければ 他人を愛することなど出来やしない 何度、殺人を犯したことだろう 何度、幼い少女たちを葬ったことだろう そうして 少女は女に変化していく どうしようもなく汚いのに 暗闇に光る満点の星のように 欲望の中から誕生する愛情は眩しく輝く 激しく強く求めるからこそ どれだけでも深く受け入れる 数えきれないほどの私の感情の荒波を あなたは静かに見ている 何度となく 私の殺人現場を いつだって あなたは静かに見ている |