満点の星空も限りなく続く地平線も
すべて私だけのもの
ベルベル人の少年が私の手を引いて
宇宙の果てへ連れていく
聞こえるのは、風の音と二人の鼓動

本当は、何もない
私という心、それ以外何もない
囚われるのは
自分自身が創りあげた幻想で
純粋に在るものだけを感じていれば
真っ暗な闇のなか
光り輝く星達のように
私自身もまた輝くことができる
幻想は
風が吹けばサラサラと
砂漠の砂のごとく消えてしまう
孤独
自分自身の中に在る孤独という穴をしっかりと見つめておく
孤独とは根幹であり
人はそこから生まれ、そこへと帰って行く
絶望
そこに絶対的な信頼があるということ
宇宙は果てがない
地平線は限りがない