チベットは鳥葬。
ブータンは散骨。
死んだら跡形もなくこの自然に帰っていく。
私も死んだら何にも残らない方がいい。
私が存在していた証拠も、みんなの中の記憶も、
すべて消えてしまったらいい。
そうして、私は見えないものとなる。
想像を超えた宇宙となる。

最近、チベット仏教は自分の考えに近いことを発見。
自分のなかの宇宙の存在を教えてくれたフラメンコ、
そのフラメンコの起源も北インド。
なにか、あのあたりに自分の求めているものは多く潜んでいる感じ。



起源
同じところから生まれた私と彼女。
今は生まれた場所からは遠く離れてしまったけれど
幼い頃に受けた教育、受けた感動、
それは形は変わっても、
永遠に心の中に存在している。
まるで、彼女と彼の血が私たちの中に流れているよう。
自分がどんなフラメンコが好きなのか、
それが時間とともにはっきりと姿を現してくる。
幼い頃に観たアンヘリータの踊り。
幼い頃に聞いたアグヘータの唄。
同じことを同じようにフラメンコを通して感じている。
私たちはフラメンコの中では姉妹なんだろうね。